お伺いを聞く。抱地蔵さま

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願人の希望を黙祷して仏像を抱き、軽く抱き上げられる時は願望成就

110_1025.JPG南地蔵尊お伺いとは、願人の希望を黙祷して仏像を抱き、軽く抱き上げられる時は
願望成就、重く抱き上げられない時は不成就の兆しであることを知る。
こうして『馬場の抱き地蔵』として広く村人の知るところとなり信者の参詣も繁くなった。

そして、大正五年には、桑畑であった現在の神戸川南岸の西馬場の地に小舎が建てられ、大正十年頃には、三坪程の御堂となり、字民にて当番制がもうけられ大正十四年山口もよさん死去後は西馬場総代が
預りとなった。

そして、地蔵係が儲けられ昭和三十一年には現在のような御堂となった。 
大正十二年頃から昭和六年頃までは、旧暦九月の命日に板山獅子や吉浜の上がり人形などの余興や花火
が打ち上げられた。

このようにして馬場の人々と深いつながりを持ち、『抱き地蔵』の徳と馬場の人々の厚い信仰により、
今も香華の絶えたことがない。

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